年金手帳は青とオレンジの2色あること知ってましたか?その色の違いや意味などをシェア!
年金手帳って基本的には見る機会は少ないと思います。
特に会社員においては、会社が年金手帳を預かっていることも多く、筆者も前の会社を退職するまでは見たことがありませんでした(汗)
第一印象としては意外にも薄くて心配になったほどですが、中を開いても、別にどうってこと書いてないなと思ったものです。
ところがFP試験の勉強の折に年金のしくみを詳しく知ることとなり、また、年金手帳が2色あることも気付きました。
今までは特に関心を示さなかった色の違いの意味など、調べたくなったので、わかったことをシェアしたいと思います。
もくじ
年金手帳の色の意味
年金手帳は、オレンジと青があります。
希望制で申告でもしたら色違いを再発行してもらえるのかなとも考えましたが、ちょっと面倒くさいですし、色が変わったところで、年金額が増えるわけでもなく、無意味な行動なので止めようと考えました。
ちなみに色の意味は、
- 1974年11月から1996年12月まで:オレンジ
- 1997年1月以降:青
ということで交付した年代によって違いがあるのです。
さらには、1960年10月から1974年10月までは茶色で交付されているので、実質は3色となっています。
なぜ、この3色を選んだのかは不明です(汗)
年金手帳の刻印
年金手帳の表紙に刻印されている文字は、
- 社会保険庁
- 日本年金機構
- 厚生省
の3種類があります。
オレンジ色は「社会保険庁」の刻印オンリーですが、青色の場合は「社会保険庁」と「日本年金機構」が混在しており、茶色に至っては「厚生省」と刻まれています。
懐かしいですね、厚生省って。
今の厚生労働省のことですが、2001年(平成13年)中央省庁再編で「厚生省」と「労働省」が統合したことによって誕生しました。
なお、社会保険庁はいろいろと良くないことが発覚して(汗)、2009年12月31日に廃止となりました。
いろいろと良くないことについては、ウィキペディアなどを参照すると良いです。
年金手帳の不備問題
なんとこの年金手帳、色によって不備があることもわかりました。
どんだけ適当な仕事しとんねんと憤ったところでどうしようもないわけで、だから社会保険庁が廃止になったことも納得できるというもの。
青色以外のオレンジ色・茶色の年金手帳では、なんと「基礎年金番号」が記載されていない可能性があるのです。
基礎年金番号は非常に重要な番号で、公的年金制度上、被保険者に個別に割り当てられている番号になります。
ネット上で年金の状況を見ることができる「年金ネット」では、この基礎年金番号がなければ閲覧できません。
基礎年金番号の見方
基礎年金番号は、4桁+6桁で構成される10桁の番号です。
簡単に確認する方法としては、
- 基礎年金番号通知書
- ねんきん定期便
があります。
しかし99から始まる番号の場合は、仮の基礎年金番号のため、これは確実に自分の年金番号を確認するには年金事務所に出向くことをオススメします。
困ったときは年金事務所です。
まとめ
「年金手帳は青とオレンジの2色あること知ってましたか?その色の違いや意味などをシェア!」というテーマで、年金手帳の色違いについて書きました。
2種類どころか3種類の色があるとは思いませんでした(汗)
さらには基礎年金番号が書かれていない年金手帳って・・・何の意味があるのか。
それだけ社会保険庁時代の杜撰な管理が想像できますね。
年金の話は、どこかスッキリしない部分もありますが、年金は頼りになりません。
老後資産は自分で確立しましょう。