30代夫婦で子供2人の世帯が貯金なしからマイホームを建てる方法はあるのか?
30代夫婦と子どもがいる世帯では、新築のマイホーム購入率がグンと上ります。
- 注文住宅:49.2%
- 分譲戸建住宅:51.6%
- 分譲マンション:44.9%で
これらはマイホームを初めて購入したとき、30代だった世帯主の割合です。
この統計からも住宅ローンの返済期間などを考えると、30代での購入は、最も合理的とも言えます。
しかしそれは資金に目途が付いている場合です。
20代で結婚して30代となり、子どもの成長や入学をきっかけにマイホームを建てるために計画的に貯蓄をしてきたことで成し得ると言えます。
貯金がない場合、マイホームは無理なのでしょうか。
もくじ
フルローンを組む
貯金が無いのならば、フルローンを組むしかありません。
ただし後ろ盾がしっかりしていなければ、審査に通るためのハードルは高くなることでしょう。
例えば、
- 保証人が存命である
- 保証人の身元や収入は確かである
- 本人の身元や収入は確かである
- 本人に借金のトラブルはない
- 融資金額が高すぎない
といったところが金融機関に対して信頼足り得るものであれば、希望は持てるかもしれません。
住宅資金援助を求める
両親、義両親および親戚縁者からの住宅資金における援助があれば、頭金などに当てることで、いくらか住宅ローンの負担は下がります。
しかしながら住宅購入後も住宅ローンは当然ながら、生活費は必要なわけですから、やはり家計の負担を見直すことも肝心です。
その一方で、少しでも家計を黒字にして貯蓄をしていかなければ、突発的な出費、例えば、
- 自動車の車検、修理、メンテ
- 住宅設備の故障、修理、メンテ
- 病気などによる入院、介護
- 教育費用
- 住宅自体のメンテナンス
などに対応ができません。
土地を譲ってもらう
非常に稀なケースかもしれませんが、両親あるいは義両親等が地主であり、住宅用の土地を格安で譲渡してもらえるなどのアドバンテージがあるのなら、住宅ローンの負担は軽くなるでしょう。
または二世帯住宅にリフォームするパターンだとしても、住宅ローン(リフォームローン)は二世帯で負担するわけですから、フルローンよりはハードルは下がるはずです。
ただし二世帯住宅は、いざ売却しようとすると、なかなか売れないのがデメリットとなります。
また同居の親族との折り合いが悪くなった場合は、ストレスは尋常ではないリスクが伴います。
家族で出ていくこともできないわけですから、二世帯住宅は考えない方がベターでしょう。
中古住宅を検討する
築年数によりますが、中古住宅だと購入コストが下がります。
住宅ローンの負担も新築と比較すると随分と楽になるでしょう。
しかも物件としては出来上がっているので、状態を確認してから購入判断ができる点は大きなメリットです。
新築物件だと設計図と3D画像ぐらいでしか完成品を見ることができません。
ただし中古住宅の場合は、すでに前のオーナーが退去していれば見学も実現可能かもしれませんが、入居中の場合は不動産サイトの画像でチェックするしかありません。
それでも完成していない新築と比較すると、現物を見ることができるのはアドバンテージとなります。
まとめ
「30代夫婦で子供2人の世帯が貯金なしからマイホームを建てる方法はあるのか?」というテーマで、マイホーム購入の方法を提案してみました。
- フルローンを組む
- 住宅資金援助を求める
- 土地を譲ってもらう
- 中古住宅を検討する
上記の4つが現実的な選択肢です。
ただし貯金無しというのは、突発的な支出に対応できないリスクが内包されているので、まずは家計の見直しからスタートすることがおすすめです。
家計の見直しは、FPなどの専門家によるアドバイスのもとに実行することが、合理的なので検索してしてみてください。