パソコンやモニターは全部同じではない!不自然な黄色がフィルターされる尿液晶とは?
新しく購入したパソコンと既に使用中のパソコンとの間で、なんとなく色合いが違うことに気が付きました。
一方が画面に黄色がフィルターされているのかごとく感じるのです。
Yahoo!JAPANのトップ画面を比較しても、青色も薄いですし、ともかく全体的にくすんだ感じがします。
しかもそれが新しく届いた方でしたので、ちょっとショックを受けながらも、改善する方法を探すことにしました。
色合わせって、なかなか難しいものがあります。
原因は液晶画面そのものなのか、それともグラフィックの仕様なのか、いろいろと知りえたことをシェアします。
尿液晶とは
何と言うか、誰が名付け親なのか知りませんが、黄色がかった色合いを出してしまう液晶のことを「尿液晶」と呼ぶのだそうです。
まさか下ネタがらみとは(汗)
透明なチョメチョメだってありますよね。
ともかく、この黄色味が気になる発色をなんとかしたいわけですが、ハズレ感が強いのは筆者だけでしょうか。
尿液晶の由来は、かつてニンテンドーDS Liteの液晶が、見る角度によって黄ばんで見えることから、某有名掲示板の中で誕生した言葉ということです。
上手いような感じもしますが、言い得て尿、いや妙ですよね。
色の見え方は人それぞれ
言ってしまえば身もフタも無いのですが、色の見え方って、人それぞれです。
また日中と夜間、照明の有無などの環境にも左右されます。
色見本通りに再現するのは、さすがに綿密に液晶の仕様をチェックする必要があるのかもしれませんが、パソコン選びで液晶の色合いについての優先度は高くないです。
外部ディスプレイなどでしたら、また違ってくるとは思いますが・・・。
もともと欧米系は青色、アジア系は黄色を強く感じ取るということもあるようです。
もしそれが本当ならば、パソコンやディスプレイの生産国、あるいは地域ごとに消費者の色覚を意識して調整している可能性も否定できません。
尿液晶の調整ポイント
さて、この黄ばみがかった色合いを調整するには、いったいどうすれば良いのかということですが、あらかじめ組み込まれている色調整のツールを駆使するしかないようです(汗)
さんざん、やってみたんですけどね・・・。
色温度がポイントになりそうなのですが、色温度という概念がわかりません(汗)
調べたところ、色温度が低いと赤へ、色温度が高いと青へと色味が強くなっていきます。
パソコンの液晶における色温度はsRGB規格上、6500Kが基準です。
ちなみにテレビでは、これが「9300K」になりますので、テレビっ子だった世代は、もしかするとパソコンの液晶の色味自体が馴染めないのかも。
色の管理
Windowsマシンで液晶の色調整を行うには、コントロールパネルにある「色の管理」を利用します。
「色の管理」を開くには、Windows10とWindows11ともにメニューバーからコントロールパネルを開いて、右上カテゴリで「大きいアイコン」を選択すると表示されます。
さらにグラフィック系のソフトでも調整が可能ですが、両方をやってしまうと、ごちゃごちゃになるので要注意です(汗)
色温度を「6500K」あるいは「9300K」に変えてみると、違った世界が広がるかもしれません。
好みの色合いに出会うには、少々、時間がかかるということだけは覚悟しておいた方がよさそうです。
まとめ
「パソコンやモニターは全部同じではない!不自然な黄色がフィルターされる尿液晶とは?」というテーマで、黄色味が強い液晶の配色などについて書きました。
ポイントは色温度にありそうですが、微妙な調整については、これといったサンプルは無く、自分自身で探り当てるしかないようです。
上手く調整できると良いのですが・・・。
参照
同じ色のハズが設定1つで大違い――液晶ディスプレイの「色温度」を究める | EIZO株式会社
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