親が子にすすめる仕事・子供がなりたい仕事 薬剤師の年収と学費について
親が子にすすめる仕事はいったいどんな職業?それに対し、子供がなりたい仕事って? かつて人気の高かった職業である薬剤師の現在の年収と、受験資格となる薬学部の学費についても調べてみました。
もくじ
親が子にすすめる仕事 ベスト10
親が子供に、将来の仕事として進める職業には、いったいどんな職業があるのでしょう。
そこにはどんな親の願いがあるのでしょうね。
食いっぱぐれない仕事? 収入の高い仕事? 安定性? 将来性?
では、ランキングのベスト10を見てみましょう。
- 医者
- 公務員
- 看護師
- 薬剤師
- 教師
- アニメーター・漫画家
- 保育士
- 芸能人
- 声優
- シェフ・パティシエ
といった感じです。
芸能人をすすめる親が意外と多いことに驚きます。
ちなみにユーチューバーは16位でした。
あなたなら、子供にどんな仕事をすすめますか?
子供がなりたいと思う仕事 ベスト10
続いて子供が将来なりたい仕事のランキング、ベスト10についてです。
- 看護師
- 公務員
- 芸能人
- 教師
- 保育士
- 会社員
- ショップ店員
- ユーチューバー
- マスコミ関係
- デザイナー
親にすすめられた職業という理由からか、看護師や公務員になりたいと思う子が多いようですね。
不景気で不安定な世の中なので、食いっぱぐれない安定的な公務員を目指すというのは、ある意味で保守的な日本人らしく、正しい選択でもあるという気もします。
芸能人には歌手や俳優、声優なども含まれているのですが、いずれも食べていけるのはほんの一握りの、とても厳しい世界です。
ただ、夢を見るのも悪いことじゃないし、最近では学歴の高い大学に通いながら、学生の間のみアイドルをやり、卒業時にはきちんと就職するという、両方とも充実させる器用な人もいますからね。
それに、これまでと異なり、働き方も多様性が認められるようになり、企業もダブルワークを認め始め、職業は1つである必要もなくなりつつあります。
そういったことも視野に入れると、二足の草鞋をターゲットに将来の仕事を考えるのもアリかもしれません。
かつて人気絶大だった薬剤師は今も稼げるか?
親が進める仕事の4位にランクインしている薬剤師、以前はなりたい職業の上位にある憧れの仕事だったように記憶しています。
しかし、子供がなりたいと思う仕事ベスト10にはランキングしていませんでした。
これは時代の変化なのでしょうか。
ちなみに、薬剤師は女性が50%を占める理系としては珍しい仕事です。
資格が必要なため、看護師と同様、常に求人が多く、引く手あまたな職業のひとつに数えられます。
特に女性の場合、産休で仕事を休んだのち、数年後に仕事復帰をする場合でも、薬剤師ならすぐに仕事は見つかり、しかも高給を得られるという意味で、とても良い仕事ではないかと思われます
医師になるよりはハードルは低く、看護師よりは給料も高め、そういったポジションにある薬剤師、食いっぱぐれる心配もなさそうですし、なかなか良いと思うのですが。
ちなみに、薬剤師の平均給与はというと、調剤薬局勤務で平均500万~600万円くらいのようで、いまでも十分に給与の高い職業です。
女性で年収が500万~600万円もある人は、会社員ではなかなかいないのではないでしょうか。
子育て期間にパートで働くにしても、高時給なので、短時間で扶養内の収入分が稼げ、子育てと仕事の両立がしやすいと思います。
薬学部の学費は?
薬剤師になるには、薬学部に行く必要があります。しかも6年制の薬学部に行く必要があります。
薬学部には4年制と6年制があり、薬剤師の資格を取るには4年制では取得できないため、6年制の方に行く必要があるのです。
以前は、薬学部はすべて4年制でした。しかし、薬剤師法が改正されて2006年から6年制が導入され、2018年度入学からは、受験資格を6年制薬学課程を修めて卒業した者に限定されました。
もともと理系の中でも学費の高い薬学部は6年制になることで、学費が跳ね上がりました。
これにより、医学部同様、6年制の薬学部に通わせるには、相応の経済力が必要となり、特に私立大学となると目指すことを断念せざるを得ないケースは増えたと想像できます。
私立大学の薬学部の平均的な学費は、6年間で1200万円ほどです。
ちなみに私立文系の4年間の学費平均が400万円で、私立理系が540万円です。
これらと比べ、如何に私立の薬学部の学費が高いかが分かります。文系の3倍ですからね。
ところが、国公立大学の薬学部となると、6年間の平均学費は350万円になり、私立文系なみの学費になります。しかも6年間通って。
学費のことも考慮しつつ薬学部を目指すなら、国公立となるのでしょうが、その分受験科目も増えますから、一層の努力が必要となってきます。
まとめ
将来、どんな仕事に就きたいか、子供たちにはできるだけ自由に可能性を広げ、目指してほしいと思います。
ただ思い描いていた仕事が想像していたのと違ったり、職場が合わず辞めてしまったり、人生にはいろいろと思い通りにいかない現実もあったりします。
本当はどんな仕事に就こうが、幸せでありさえすれば、それで十分なんですけどね。