柱サボテンの胴切りから発根後の植え替えまで 胴切り時期や方法や発根しない場合の対処法など

柱サボテンの胴切りが必要な理由や、胴切りに適した時期、胴切りの方法などについてお伝えします。また、胴切り後に発根しない場合の対処法や、植え替えの手順についても説明します。

柱サボテンの育て方

柱サボテンとは、サボテン科の植物のなかでも柱のような形をしているサボテンのことを指す総称です。

柱サボテンは、日光が十分に当たる場所を好みます。日当たりの悪い場所に飾りたいときは、日中だけ日光浴をさせてください。

もしも日光浴をさせずに育てると、茎が日光を求めて曲がり、形が崩れていきます。また、湿度の高い場所に置くとすぐに枯れてしまうので要注意です。

多くの柱サボテンは4~9月によく成長し、根からたくさん水を吸収しますので、鉢の土が乾燥したら水を与えるようにしてください。

反対に、10~3月は成長がほぼ止まります。この時期は水をあまり必要としないので、茎がしおれたと感じたら水やりをする程度にしましょう。

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柱サボテンの胴切りをする理由

柱サボテンの胴切りとは、その字のごとく、縦に伸びるサボテンの胴体を真横にスパッと切ってしまうことです。

胴切りをする理由は、根腐れを起こして調子を崩した株の傷んだ部分を取り除いたり、徒長(先端部分が細長く伸びた状態した株を仕立て直したりして、元気にするためです。

水のやり方を間違ったり、湿度が高かったりすると、根腐れや茎腐れを起こします。そういった状態の柱サボテンをそのまま放っておくと、最終的には全体が腐ってしまいます。

元気なところを胴切りし、植え替えれば新たに発根して成長していきます。

その他、胴切りは柱サボテンを増やす方法として行うこともあります。

柱サボテンの胴切りをする時期

柱サボテンは胴切りの時期により、胴切り後の育ち方が変わっきます。そのため、柱サボテンの胴切りに適した環境やタイミングで行う必要があります。

胴切りに適した時期は、成長期に入る4~5月の暖かく湿度の低い日です。

この時期は柱サボテンに活力があるので、胴切りで切断されたダメージからも回復しやすく、元気に根を出して栄養を吸収していくことができます。

反対に、胴切りを避けたい時期は、夏と冬、梅雨や春秋の長雨が続く時期です。

冬は柱サボテンの休眠期のため、回復・発根するエネルギーがあまりありません。夏や長雨の時期は温度が高いために、胴切りの傷口が腐りやすくなることが理由です。

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柱サボテンの胴切り手順

では、柱サボテンの胴切りの手順について説明していきます。

胴切りは、以下の手順で行います。

  1. 胴切りに使う刃物を消毒する(刃物はこまめに消毒しましょう)
  2. サボテンを胴切りする
  3. 切り口を整えて殺菌する
  4. 切り口を30分ほど日光に当てる
  5. 新聞紙でつつみ、涼しい場所で乾燥させる
  6. 切り口を下にした状態で、新しい土に植え替える

胴切りに使う刃物は必ず消毒し、切り直すときもそのたびに消毒をしてください。そうしないと、切り口に雑菌が入って枯れてしまいます。

切る場所は特にどこでも問題はありませんが、できれば変色している部分はカットしたいところです。黄緑色をした発色の良い場所を残しましょう。

サボテンのトゲは、小さくても刺さるととても痛いです。胴切りの際は、厚手の手袋などをして作業をするようにしてください。

胴切りした切断面は30分程度日光に当て、良く乾燥させてから新聞紙で軽く包み、風通しの良い涼しい場所でしっかりと乾燥させていきます。

胴切りをしても発根しない場合の対処法

柱サボテンの胴切りから1カ月以上経っても発根しない場合の対処法です。

まず切断面の切り口が完全に乾いていることを確かめます。次に切断面付近のトゲを短く切り取ります。

ほんの少しだけ霧吹きで湿らせた土に、1cmほどの深さに先程のサボテンを挿します。

土と触れている部分から発根してくるかどうか、数日の間そのままにして様子を見ます。

その他の対処法として、発根促進剤や草木灰などを塗布する方法もあります。

この方法の場合、胴切りした柱サボテンの切断面が乾く前に行う必要があります。

胴切り後の育て方

次に胴切り後の柱サボテンの育て方について説明します。

手順は次のとおりです。

  1. 胴切りから1~2ヶ月後、切り口から細い根が生える
  2. 新しい鉢(素焼きの鉢がおすすめ)を用意し、底穴に鉢底ネットをかぶせる
  3. 鉢の底に軽石を敷き、土(サボテン用配合土が便利)を鉢の8分目くらいまで入れる
  4. 鉢の中心に切り口を下にして柱サボテンを土に挿し込み軽く埋める
  5. 直射日光を避けた風通しのよい場所に置く
  6. しばらく水やりはせず、根付いたころ根元にたっぷりと水を与える

これで一通り終了です。

あとは上手く育ってくれることを願うばかりです。

まとめ

柱サボテンが根腐れなどを起こしたり、徒長してしまったら、胴切り&植え替えで元気にできるということを覚えておいてください。

胴切りで失敗しないための主なポイントは、刃物の消毒と胴切り後の乾燥の2点です。

刃物の消毒はサボテンの胴切りに限らず、植物の挿し木や植え替えなどでは必須事項ですので、忘れないでくださいね。

また、胴切り後は日光のあて過ぎに注意して、涼しい場所でしっかり乾燥させてください。

根が生えてくるのには多少時間がかる場合があります。ちょっと気長に待つ感じで、のんびり構えてください。

育ってくると愛着が湧いてくるのがサボテンです。愛らしい自分だけのサボテンを、大事に育ててみてください。

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