夏バテ解消に本当に良いものとは何?鰻や焼肉って実は夏バテ解消にならないってホント?
なんと、鰻や焼肉って実はあまり夏バテ解消にはならないそうですね。では一体、本当に夏バテ解消に良いものとは何なのでしょう?夏バテ解消に効く栄養素と、それらを含む食材を使った夏バテ解消料理についてご紹介します。夏バテ(夏の終わりの疲れ)を起こさないための5つのポイントも、併せてご紹介します。
もくじ
鰻や焼肉って実は夏バテ解消にならない?
夏バテ解消に何食べる?と聞かれたら、真っ先に「うなぎ!」と答えてしまうのは、私だけではないはず。
実際はお高いので、そうそう鰻は食べる機会はありませんが(笑)。
まぁ、焼肉ならまだ鰻よりは頻繁に食べる機会があり、先日も家族で夏バテ対策に焼肉を食べて来ました。ところがなんと、鰻や焼肉は実は夏べて対策にはあまり効かないとの説があるのです。
確かにうなぎや焼肉(豚肉)には、ビタミンB1が多く含まれているので、疲労回復効果はあると思います。しかし、鰻や焼肉はとても脂っこい食べ物。なので胃に負担が掛かり、却って体は疲れてしまうのだとか(若ければ大丈夫?)。
そのあたりの話は、先日ご紹介した記事を参考にしてみてください。
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夏バテ解消に本当に良いもの
疲労回復の効果がある栄養素には、
- ビタミンB1
- ビタミンC
- クエン酸
- タンパク質
などがあります。
ビタミンB1は豚肉や魚に、ビタミンCやクエン酸はかんきつ類などに多く含まれています。
なので、これらを摂ることで、疲労回復され夏バテ解消になります。
さらに言うと、ビタミンB1はアリシンと共に摂取することで、より効率よく取り込むことができます。
そのアリシンが多く含まれているのが、ネギ類やニンニクです。
ではそういった栄養素を含むものを食べれば良いのかと言うと、1つ注意すべきことがあります。それは、いくら上記の夏バテに効く栄養素を含んだものを食べたとしても、脂っこい調理法やたくさん食べすぎると、胃に負担を掛けてしまうため却って疲れてしまうという点です。
なので、油をあまり使わず、これらの英勝訴を含む食材を上手に調理した料理を食べれば、夏バテ解消に効くということになります。
そんな条件を満たす料理には、一体どんなものがあるのでしょうか。
夏バテ解消にベストな料理
ということで、夏バテ解消にベストな料理をいくつかご紹介します。
豚しゃぶのねぎ塩ダレ:豚は茹でるので油が落ちるからOK!ネギも一緒に食べることでビタミンB1の吸収率がアップ!
刺し身のカルパッチョサラダ:生野菜の上に刺身を乗せ、ニンニクや長ネギ、レモン汁などとポン酢をかけます
鯖缶のオリーブねぎ塩レモンたれ:ビタミンB1にタンパク質、ビタミンC、クエン酸、アリシンと全てが入ってバッチリ!
かまぼことトマトのカプレーゼ:かまぼこはタンパク質が豊富な食材。トマトのリコピンは元気が出ます。レモン汁を軽く絞って!
これらの特徴は、油を極力使わずに、さっぱりと仕上げることです。
なので、サバの水煮缶を使った冷や汁なんかも、食欲のあまり出ないときでも冷たいので食べやすく、夏バテ対策にはバッチリですよ。
夏バテ対策について
夏の終わりに疲れが出るのも、実は夏バテです。
夏バテ対策には、次の5つに気をつけてください。
しっかりと水分をとる:コーヒーやお茶ではなく水を。できれば白湯を飲みましょう。
バランスのよい食事:脂っこいものを避け、バランスのよい食事を腹八分目で。
十分な睡眠:睡眠こそが一番の回復法です。
軽い運動:炎天下での運動は避け、涼しい時間帯に。激しい運動は避けましょう。
エアコン温度の調節:エアコンの温度は下げすぎないこと。日中は26-27℃、睡眠時は28-29℃に設定を。
夏バテから回復するには、軽いものでも1-2週間程度。もう少し酷いと、2-3週間も掛かります。
無理をせず、時には栄養ドリンクなども上手に使って、体調を整えてください。
まとめ
鰻や焼肉は実はあまり夏バテ解消にはならないようです。その理由は脂っこいため、胃に負担をかけて却って疲れてしまうからです(胃腸の元気な若い人なら大丈夫?)。
夏バテ解消に効くものは、
- ビタミンB1
- ビタミンC
- クエン酸
- タンパク質
を含むものですが、調理法に気をつけないと思うような効果は得られません。
それらを考慮した夏バテ解消にベストな料理の一例として、
- 豚しゃぶのねぎ塩ダレ
- 刺し身のカルパッチョサラダ
- 鯖缶のオリーブねぎ塩レモンたれ
- かまぼことトマトのカプレーゼ
- サバの水煮缶を使った冷や汁
などがあります。
なるべく油を使わず、さっぱりと仕上げるのが、夏バテ解消に良い料理のコツと言えるでしょう。
夏バテ対策には、
- しっかりと水分をとる
- バランスのよい食事
- 十分な睡眠
- 軽い運動
- エアコン温度の調節
などに注意をしてください。
夏バテから回復するには、軽いものでも1-2週間、もう少し重いと2-3週間と、意外と時間がかかります。普段から疲れを残さないよう、無理をし過ぎず、疲れたらしっかりと休むようにしてください。