家族や友人に報酬目的で商品やサービスを紹介する人は縁を切る前提で接するしかない?
金融機関、特に保険でよく見かける、ご家族・お友達(ご友人)紹介キャンペーン。
他人の人間関係に亀裂を生じさせたいのかと、個人的には思ってしまいます。
実際に保険代理店の営業研修でも、
まずは、ご家族やご友人に紹介してみましょう
なんて平気で指導する始末。
多分、現在でも同じような指導がなされているのではないでしょうか。
いきなり保険を勧められた困惑しますよね?
そこで今回は、家族や友人を巻き添えにしやすいことについて、書きたいと思います。
もくじ
家族や友人を売る行為
あくまでも個人的な考え方であると断っておきます。
保険でも証券口座でも構わないのですが、ご家族・お友達(ご友人)紹介キャンペーンに乗って実際に勧めてくるって、家族や友人を売る行為だと考えます。
理由は、報酬を手にするからです。
全くの無報酬なら、家族や友人を売る行為と言い切るつもりはありませんが、それでも「気分の良い話」ではありません。
大体、保険や証券口座の話って、親しい間柄だとしてもデリケートなジャンルですよ。
投資も含めると、知ってる人に対して紹介することに気を遣うデリケートジャンルのトップ3ではないでしょうか。
営業研修では成長しない
練習のつもりで家族に商品を紹介しましょう、なんて指導があったら、思い切り引くでしょ?
家族や友人はたまったものではありません。
ノルマ達成のダシに使われるわけですから、そういう会社に就職したのが、もはや運の尽きです。
さすがに昨今では、そんなクレイジーな研修は無いとは思いたいですが、いろいろな会社がありますから断言はできません。
営業の研修は確かに必要なのでしょうが、マニュアル通りにやっても上手くは行かないのが常です。
研修はあくまでも研修であり、実践とはかけ離れている場合が多くあります。
上手く軌道に乗っている人は、自分なりの営業方法を見つけています。
ですが、ぶっちゃけた話、向き不向きもあると思います。
営業スタイル
営業のスタイルは一言では片付けられません。
そもそも「営業」という言葉遣いが古いかもしれません(汗)
なぜならば、今風な言い方をすると、営業はインバウンドセールスとアウトバウンドセールスに、大別されているからです。
簡単に違いを言えば、
- インバウンドセールス:プル型、リモート営業
- アウトバウンドセールス:プッシュ型、対面営業
になります。
営業手法
インバウンドセールスとアウトバウンドセールスに大別される営業スタイルですが、それぞれに合った手法が存在します。
インバウンドセールスでは、
- 反響営業
- メール営業
- レター営業
- 引き合い営業
- コンサルティング営業
- ソリューション営業
- コンテンツマーケティング
などがありますが、アウトバウンドセールスとなると、
- 飛び込み営業
- テレアポ
しか知りません(汗)
現代に見合った営業手法
現代のデジタル社会およびコロナ禍においては、インバウンドセールスが増加しました。
ではコロナ収束後もインバウンドセールスの流れは止まらないのか、HubSpot Japanによる日本の営業に関する意識・実態調査2022を見てみると、
訪問営業の方が好ましい:58.2%
という結果が出ています。
ただし、この数字は売り手側の意見であり、買い手側における「訪問営業の方が好ましい」割合は38.3%と20%も減少します。
この数字を、どう捉えるかはアナタ次第!
まとめ
「家族や友人に報酬目的で商品やサービスを紹介する人は縁を切る前提で接するしかない?」というテーマで、営業について書きました。
ご家族・お友達(ご友人)紹介キャンペーンでの顧客獲得は、仕掛ける方としては楽です。
紹介によって人間関係がどうなっても、仕掛けた側には責任はありませんしね。
だから、あまり良い気はしません。