マーケティングなどで使われる戦略設計って具体的にはなにをするの?詳しく解説します
ビジネスマッチングサイトを見ていると、ちょっとモヤモヤした部分があります。
SEOなりオウンドメディア運営、あるいはマーケティングの案件に代表されるのですが、戦略設計という言葉をよく見かけるわけです。
「〇〇についての戦略設計をお願いします」
このような感じで案件募集の文章は締められるのですけど、戦略設計って何なのと思っている人は、意外にも多いのではないかと・・・。
実際にクライアントに聞き返しても話しが通じないことも多いのです。
じゃ、戦略設計なんて言葉を使うなよって話しなんですよね・・・。
ということで戦略設計について書いてみます。
戦略設計とは
一般的に戦略設計と言えば、主に企業経営の舵取りを表すものです。
組織が目標を達成するために、戦略を策定、実行、評価するプロセスで組織のミッション、ビジョン、価値観を明確にすることから始まります。
組織の環境を分析し、機会と脅威、組織の強みと弱みを特定します。
これらの分析から、組織が目標を達成するために役立つ戦略を策定して、実行に移行していくわけです。
当然、目標を達成するために必要なリソースの割り当て、戦略を実行する責任者の任命なども含まれます。
その間、戦略設計を評価し、必要に応じて調整することも発生します。
これが大まかな戦略設計の流れでもあります。
SEO対策における戦略設計
SEOの戦略設計では、ウェブサイトの検索エンジンでのランキングを向上させるための手法やアプローチを計画することを指します。
具体的なタスクには以下のようなものがあります。
- キーワードリサーチ
ターゲットとなるキーワードやフレーズを特定し、それらを含んだコンテンツを作成する - サイト内最適化
ウェブサイトのコンテンツ、メタデータ、URL構造、内部リンクなどを最適化し、検索エンジンがサイトを正しく理解しやすくする - コンテンツ戦略
検索エンジンに価値のあるコンテンツを提供することで、サイトのランキングを向上させるため、コンテンツの作成、改善、最適化などを計画する - バックリンク戦略
外部の信頼性の高いウェブサイトからのバックリンクを獲得するための戦略を策定し、検索エンジンのランキングに良い影響をもたらす - テクニカルSEO
ウェブサイトのテクニカルな側面を最適化し、クローラーの巡回やインデックス作業を効率化
これらをまとめて共有します。
オウンドメディアにおける戦略設計
オウンドメディアの戦略設計では、企業やブランドが自身のメディアプラットフォームを活用し、ターゲットオーディエンスに価値あるコンテンツを提供するための計画を立てます。
以下は一般的な戦略の要素です。
- ターゲットオーディエンスの定義
コンテンツを提供する主要な対象となるオーディエンスを特定し、そのニーズや興味を定義して理解を共有する - コンテンツテーマとフォーマットの決定
オウンドメディアで提供するコンテンツのテーマやフォーマットを決定。
ターゲットオーディエンスの関心や要求に合わせたコンテンツを作成するために、ブログ記事、ビデオ、インフォグラフィック、ポッドキャストなどの形式も検討 - コンテンツ作成と編集
オウンドメディアのコンテンツを作成し、必要に応じて編集。
良質な情報、独自の視点、興味を引くストーリーテリングなどを活用して、オーディエンスに有益なコンテンツを提供。 - コンテンツ配信とプロモーション
コンテンツをターゲットオーディエンスに届けるための配信とプロモーション戦略を立てる。
ソーシャルメディア、メールマーケティング、SEO、広告などのチャネルを活用して、コンテンツの露出と共有を増やす。 - コンテンツの評価と最適化
コンテンツのパフォーマンスを追跡し、データに基づいて評価と最適化を行う。アクセス数、エンゲージメント、コンバージョンなどの指標を分析し、効果的なコンテンツ戦略をプラッシュアップする。 - コミュニティの構築とエンゲージメント
オウンドメディアを通じて、ターゲットオーディエンスとのコミュニケーションや関係構築を行う。
コメントへの返信やソーシャルメディア上での対話など、エンゲージメントを促進する活動を定義。
SEO対策の戦略設計よりも、少し複雑かつ長期に渡ることを前提にしなければなりません。
まとめ
「マーケティングなどで使われる戦略設計って具体的にはなにをするの?詳しく解説します」というテーマで、戦略設計について書きました。
ネットをベースにした戦略設計は、SEOとオウンドメディアを効果的に活用し、ウェブサイトの可視性を向上させ、ターゲットオーディエンスとの関係を築きながらビジネスの目標を達成するために重要です。
指針や方針、計画がなければ、ゴールは見えてこないので、戦略設計は必要なものではありますが、その内容など理解していなければいけません。
言葉自体が難しい印象を与えていることがネックなのかも(汗)
要するにゴールまでの筋道を明らかにして、必要なことを盛り込んでる資料という感じです。
参照
Google 検索セントラル | Google の公式 SEO 関連情報ポータル | Google for Developers
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