「お金持ち」ってどういう状態のこと?お金はいくらあると安心できるのか 億万長者の実態について

※広告

私たちがイメージするお金持ちのイメージって、実は本当のお金持ちの人の実態からズレているかもしれません。なぜならお金持ちでない人は、本当のお金持ちの実態を知らないからです。漫画やメディアが作ったニセのお金持ち像を、いつしか刷り込まれている可能性が高いです。そしてそのニセのお金持ちの真似をしては、さらに貧乏になっていくというスパイラルを辿っている可能性があります。

真のお金持ちとはどういう人なのか。お金はいくらあると安心できるのか、億万長者の実態についてお伝えします。これを知ると、もうお金持ちには憧れなくなるかもしれません(笑)。

「お金持ち」ってどういう状態のこと?

よく、「あの人はお金持ちなんだって」とか、「俺もお金持ちになりたい!」といったように、日常的に「お金持ち」という言葉を私たちは使っていますよね。

ところで、「お金持ち」って、結局どういう状態のことを指すのでしょうか。

例えば、

年収2000万円の人はお金持ちなの?
資産が1億円ある人はお金持ち?

これって、よーく考えてみると、前者は1年間に2000万円というお金を稼いでいる人です。

この人は、「お金持ち」ではなく、今現在「お金を稼いでいる人」というだけに過ぎません。

また、後者は言うなれば「お金持ち」です。実際に多くのお金を所有していますから。

でもお金を持っていると言うだけで、それを自由に使えるわけではなければ、一般的にみんなが抱く「お金持ち」のイメージとはちょっと違うのではないかと思います。

広告

外からお金持ちを見極めるのは難しい

年収2000万円稼ぐ人なんて、そうそういませんから、お金持ちっぽいですよね。

でも、ひょっとしたら年収2000万円だけど、貯金はゼロどころか借金がめちゃめちゃあるかもしれません。

もしそうなら、この人はお金持ちなのでしょうか?違いますよね。

また、資産が1億円あるけれど、現在の収入はゼロ。そういう人もいると思います。

そして1億の資産を毎年500万円ずつ切り崩しながら生活しているという場合、生活レベルは年収500万円の人と同じです。だとしたら、これもお金持ちと言うほどでもありませんよね。

もしくは1億を運用して実利4%の利益を得て、その400万円で1年間生活しているという人はどうでしょう?これだって年収400万円の人と同じ生活しかできませんから、それほど優雅な生活はできません。

お金って、いくら稼いでいるとか、いくらの資産を持っているとかだけでは、多くの人が抱く「お金持ち的な生活」ができるとは言えないのです。

お金持ちっぽい人は世の中にたくさんいますけど、たくさん使ってたくさん借金している人だって、中にはいるでしょう。

むしろこういう人のほうが、よっぽどお金持ちに見えたりします(笑)。

つまり、人が憧れる「お金持ち」の実態は、実は本当のリッチな人でない人たちも含まれた、非常に曖昧なものなのです。

では、真のお金持ちとは、どういう状態なのでしょうか。

真のお金持ちとは

真のお金持ちは、年収も高く、資産も多く、借金が少ない人です。

借金が少ないというのは少し表現が違いますが、収入よりも支出のほうが少ないため、資産が積み上がっていく状態にある人です。

この状態でありながら、支出もそれなりに多い人は、すごいお金持ちと言えるでしょう。

なので、お金持ちになりたければ、

収入ー支出=プラス

の状態をずっと続けて、資産をどんどん増やしつつ、収入も上げていくことを同時にできれば、年月とともに真のお金持ちになれます。

ただし、こういう状況はお金に相当シビアでないと作れません。そしてお金にシビアな人は、無駄な高級品は買いません。そんなお金があれば資産を買うからです。

そんな真のお金持ちたちは無駄遣いを最も嫌います。なので外から見るとあまりお金持ちには見えず、どちらかというと質素に見えるのです。

広告

億万長者の実態

実は億万長者の実態を調査した本があります。

それはトマス・J・スタンリーという人が書いた『となりの億万長者』という本です。

この本によると、平均的な億万長者は、

  • 現役の億万長者の7割は夫が家計の所得の8割以上を稼いでいる
  • 3分の2は実業家、自営業者で、自営業者のうち4分の3は自分で事業を始めた起業家である
  • 年間所得の平均は1600万円
  • 平均資産額は2億円
  • 97%が持ち家に住み、評価額は3800万円
  • 同じ家に20年以上住み続けている人が半数
  • 少なくとも収入の15%を貯金(投資)に回す
  • 3分の2の人が週に45~55時間働く

といったデータがあります。

具体的な数字だけに、億万長者の実態がイメージしやすいですよね。

これを見ると、意外と億万長者と言えど、質素な感じがするのではないでしょうか。

これが「真のお金持ちの実態」です。

幻想から目を覚まして、コツコツと努力して、資産を築きましょう。

そうすれば、私たちも真のお金持ちになれる日が来るかもしれません。

きっとイメージするキラキラしたお金持ちとは、だいぶ違うとは思いますが(笑)。

まとめ

真のお金持ちについてのまとめです。

年収が高いだけではお金持ちとは言えません。今だけ年収が高いのかもしれませんし、貯金や資産がない人もいるからです。

資産をたくさん持っている人がお金持ちとも言えません。年収がゼロで資産を切り崩しながら生活しているのかもしれないからです。

お金持ちになりたければ、常に「収入ー支出=プラス」の状態をずっと続け、資産をどんどん増やしつつ、同時に収入も増やしていく必要があります。

収入が多くても支出が多ければ、残るプラスは少なくなるでしょう。反対に収入がそれほど多くなくても支出がめちゃめちゃ少なければ前者よりもプラスは多いということもありえます。

つまりいくら稼ぐかよりも、いくら残すことができるかが、真のお金持ちになるための最初の条件です。

次に残ったお金を貯めてそれを投資に回し、複利でお金を増やしていければ、年月とともに資産は大きくなります。

また同時に、支出は増やさず、収入を増やす努力もすれば、自ずと資産も加速度的に増えていき、資産がお金を生み出す額も年々上昇していくでしょう。

この様に複利と年月とを掛け合わせることで、仮に労働からの収入が増えなくとも、資産からの収入が増えていくことで、トータルの収入は増え、真のお金持ちになっていくことができます。

ローマは1日にしてならず。諦めずに今日からコツコツ始めましょう。

参考になったらシェアしてくださいね!