ヨガインストラクターの働き口がない!?ヨガ教室は盛況でもヨガ講師の待遇はヒドイ実態が!
健康志向の高まりとともに、ヨガ教室に通う人が増えていると言いますが、そもそも「ヨガ」って女性に人気です。
ヨガ教室は盛況のイメージしかないのですが、その一方で、ヨガ講師の待遇が厳しいという問題があるとか。
とても、そのようには見えませんが、確かに、考えてみるとヨガ講師あるいはヨガインスタラクターの就業形態はナゾです。
恐らく、
- フリーランス
- 個人事業主
- アルバイト・パート
- 正社員
といった枠には入るのでしょうが、待遇の実態は見えにくいのも事実です。
そこで今回は、ヨガ講師の待遇について、調べたことをシェアします。
もくじ
ヨガの市場規模
ヨガ関する市場規模は、2020年には約445億円に達しています。
恐らく、今後も拡大傾向だと考えられますし、スポーツジムでもメニューにヨガが入ることや、ヨガ教室の新規オープンも見られます。
コロナ禍においては、さすがにヨガ教室はシンドイ時期だったものと推測しますが、自宅ヨガが逆に急上昇。
いわゆるオンラインでのヨガが伸長しています。
ゆえに、ヨガ人口自体も、年々、増加しているものと考えます。
実際に「BOWSPRING YOGA」を提供し、ヨガ講師養成スクールを運営する企業が、ヨガ人口について調査した結果、国内では1,100万人に相当することがわかったのです。
これは年1回以上、ヨガを実践した人も含まれるため、ちょっと「盛り気味」な面は否めません。
が、アンケートの割合を日本の人口に当てはめると、それぐらいの推計になるというのです。
あくまでも潜在的なヨガ人口と考えるとよいかもしれません。
YouTubeなどで、見様見真似でヨガをやった人も含めると、伸びしろは多いジャンルと言えそうです。
ヨガ講師の待遇
ヨガの潜在的な人口はわかったものの、ヨガを伝える講師やインストラクターは、その待遇に関してはナゾに包まれています。
求人を覗くと、決して「良い」とは言えない案件が多いことは、すぐにわかります。
基本的にヨガ講師は、ダンス講師などと同様に、レッスンを受け持つ回数で報酬が決まります。
1セッション1時間として、大体、1,000円から2,000円が相場なので、単純にアルバイトやパートと変わりません。
そこから場所代などの経費を差し引くと、厳しい状況が伺えます。
集客できなければセッションができないわけですし、フリーだと、事務仕事なども切り盛りしなければなりません。
会員の管理責任も問われますし、かなりシンドイ状況にあります。
さらに競争も厳しい、属人的であることから差別化も難しい、講師の供給過多も垣間見えるということが、待遇がシンドイ理由と推測します。
自立するためには
ヨガ講師の待遇を改善するためには、
- 安い場所を借りる
- 拠点を複数持つ
- 単価を上げる
- 物販を行う
- オプションをメニューに加える
といったことが考えられます。
まず場所については、いかに安く借りるかが勝負。
さらに複数の拠点を持てば、集客エリアも広がりますから、セッション数が稼げます。
実績やスキルを上げることで、レッスン料を釣り上げることも可能ですし、なによりヨガ関連の物販も手がけることで、実入りが増加します。
オプションというのは、個人レッスンやオンラインレッスンを取り入れることです。
また、アシスタントを養成するためのコースを、自身でカリキュラムを考えて実施することも、ひとつの方法だと考えます。
自身をヨガ講師として権威付けするためには、医学的な観点から、健康に貢献するような取り組みがあると、説得力が増すのではないでしょうか。
ダイエットなり、新陳代謝の向上なり、更年期症状の緩和などは、かなり需要があると考えます。
ヨガのイメージも改善
ヨガは、複雑なポーズができなければならない、というイメージから、やる前から無理だと考える人は多いと思います。
YouTubeなどでも、とてもじゃないが真似できないポーズを披露して、
「これが、○○のポーズです」
なんて言われても、それをやろうとする人はいません。
つまりプロモーションの意図がズレていることも、集客できない原因ではないでしょうか。
ヨガをやりたいと思っている人の目的を一切無視して、難しいポーズを延々と再生するのは、単なる「お披露目」「自慢」と捉えられても仕方が無いこと。
承認欲求や自己顕示欲はいらないのです。
入口の誘導が間違えているから、誰も入会しないという面もあるはず。
難しいイメージを払拭することが重要ではないでしょうか。
まとめ
「ヨガインストラクターの働き口がない!?ヨガ教室は盛況でもヨガ講師の待遇はヒドイ実態が!」というテーマで、ヨガ講師の待遇について書きました。
ヨガ教室の盛況ぶりに比べて、ヨガ講師の待遇が厳しいという現実は、一切、想像しませんでした。
娘が世話になったダンス講師は、個人事業主として活動しており、
- 自前のスタジオを持つ
- 複数の拠点を持つ
- レッスン以外にマネタイズ
- 広告を兼ねたイベント出演
- 補助金の活用
と、もはや起業家レベルで動き回っています。
ただ雇われることを望むだけでは、そりゃ厳しいです。