WEBマーケティングにおけるデータ分析とアクセス解析は何が違う?分析と解析の言語から紐解く!

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普段、何気なく使っている言葉には、似たような意味が含まれていそうなものがあります。

例えば「分析」と「解析」です。

今回のテーマに据える言葉ですが、よく考えると何が違うのか、ぼんやりしたものがありながらも確証がありません。

知ったような感じで、今まできてしまったかもしれないので、自分なりに結論を出したいと考えました。

正解を導くことはできませんが、納得できれば十分です。

分析と解析

一般論としては、「分析」は、対象を細かく分解して分かりやすくまとめて、そのまとめたものを単位として考えることを指します。

具体的には、よく「データ分析」という言葉がありますが、これは大量のデータを分解して、傾向やパターンを把握することです。

一方、「解析」は、複雑な対象を理解するために、対象を詳細に調べて分析することを指します。

例えば、映画を解析するという場合は、映画の構成要素を詳しく調べ、映画が伝える意味やメッセージを理解することを狙いとします。

また、経済学における解析は、経済現象を数理的に詳しく分析し、その背後にある原理や法則を理解することです。

簡単に言えば、「分析」は対象を細かく分解して理解することを指し、「解析」は複雑な対象を詳しく調べて理解することと言えます。

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分析は分類とパターン認識

ビジネス面に目を向けると、データ分析という言葉はよく使われます。

あるデータを集計して分類したり、パターンなどを見出すことがゴールとなるわけです。

馴染みやすいのはECサイトの購買データ、POSデータでも良いのですが、結果として、

  • 〇〇の購入が多い
  • □□の傾向が見える
  • △△は時期によって偏りがある

ということが見えてきます。

ここには分析者の見解は入っておらず、ただ、データから読み取れることを言語化しているだけです。

ただしデータから得た結果を的確に言語化して伝えなければ、データ分析の意味はなくなります。

解析は意思決定のソース

ネットの世界では、アクセス解析という言葉が浸透している気がします。

どういうものかはわからなくても、言葉としては知っている人は多いのではないでしょうか。

Googleでも無料のツールとして「Googleアナリティクス」が提供されていますが、そもそもデータ分析じゃんと言われても仕方がない面もあります。

ただし解析の意味は、複雑な対象を理解するために、分析したものを論理的に調べることが必要です。

論理的とは、「こうなっているから、こうなる」という筋道を示すことですが、これって意思決定にも通じます。

ゆえにアクセス解析に関しては、データを分析して、なぜ、このようなことになっているのかを考えて、次の一手を打つための基になっているわけです。

だからレポート機能が備わっています。

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まとめ

「WEBマーケティングにおけるデータ分析とアクセス解析は何が違う?分析と解析の言語から紐解く!」というテーマで、解析と分析について書きました。

ようやく腑に落ちた感じはあります。

もっと明確な表現もあるかもしれませんが、実際には線引きは曖昧な面もありそうです。

ちなみに英訳では分析も解析も「analysis」ですから、もう、どっちでもいいんじゃね?という結論でも正解かもしれません、言葉としての意味は。

参照

Google アナリティクス

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