高校野球のクーリングタイム導入は主催側の小手先の批判防止策な気がしてならない件

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高校野球が始まりましたが、相変わらず、猛暑の中でのプレーを「感動」だとか持ち上げる風潮に、少々、怖さを感じます。

我が子がプレー中に担架で運ばれる。

これ、親御さんは、どういう気持ちなのでしょうか?

「よくやった」なのか「次もがんばれ」なのか・・・。

どうも我が子がスポーツのエリートコースを歩んでいる家族の心配の軸が、一般家庭とは違う気がします。

これが当たり前なんですかね?

そういう部分では精神論が蔓延っている気がしてなりません。

きっとそのうち、高野連は取り返しのつかない出来事に、遭遇すると思います。

ということで今回は、真夏のスポーツについて、私見を述べます。

クーリングタイム

第105回全国高校野球選手権記念大会から導入された、10分間のクーリングタイム。

このルールの導入には、多くの賛同が集まっている印象ですが、ようやくかという気がしないでもないです。

これまでも夏場の対策については多くの声があったにも関わらず、動きが遅いことについては何十年と改善されない体質に危機感を覚えます。

初の試みにおいては、さまざまなことが出てくるものです。

早速、クーリングタイム後に、変調をきたす選手も出ていますよね。

暑い身体を急激に冷やしたことが原因というものです。

せっかくのルールにも関わらず、身体の冷やし方にまでは、高野連はおろか監督・コーチですら、深く考えてなかったのかも?

今大会では、どれだけの選手が担架で運ばれるか、心配でなりません。

もちろん観客や応援に来ている関係者もしかりです。

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小手先の施策

このクーリングタイムですが、あくまでも暑さ対策についての批判を回避するための小手先の施策としか思えません。

時間をずらす、ナイターでの開催を増やす、ドーム球場を検討する・・・。

いろいろと改善の声や提案は、高野連の中に届いてるでしょうし、真摯に検討しているのかもしれません。

その検討について、結論を一般公開してほしいところ。

その内容次第では、本気で対策を考えているのかどうか、一発でわかりますからね。

メディアを通してだけなら口先で何とでも言えますし、そもそも高野連の活動が世間一般には全く見えないわけですから、これだけがんばってますって訴えてもいいのでは?

高校野球という、もはや国民的行事を扱っているわけですから。

それとも高校球児のように汗はかきたくないのかも。

高校野球だけじゃない

暑さ対策、真夏におけるスポーツについては、高校野球だけがターゲットではありません。

小さなクラブチームから部活動、大学のスポーツサークルも含め、あらゆる運動について、真夏のプレーは時間帯などを考えないと厳しいのでは。

そんな日本の夏ではありますが、相変わらずテレビなどの公共メディアでは「災害級の暑さ」と伝える一方で、

  • 外出は控えろ
  • 水分補給しろ

とキャスターが、眉間にしわを寄せて言っています。

しかしながら、言ってる人はスポーツをライブ配信しているMCだったという、カオスな状態でもあります。

結局、この姿勢がすべてで、所詮は他人事と考えているのではないかと。

キャスターやコメンテーターも、言わされている感しかなく、眉間のしわも「クサい演技」と見えてなりません。

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自分で自分を守るしかない

当たり前のことではありますが、こうなったら自分で身を守るしかありません。

ク●暑い中で練習して、どれだけパフォーマンスが上がるのか、誰か教えて欲しいものです。

多分、誰も言えないでしょうけどね。

そんな中で毎日のように練習って、どんな地獄なんでしょうか?

当事者も危機感は無いのでしょうか?

今日、何もなかったから、明日も何もないはずとか楽観的に考えているんでしょうか?

リスクを軽く見過ぎてる気がしてなりません。

我が子もテニスに誘われていましたが、参加した全員がナイターを前提に準備して、楽しくやってましたよ。

状況が異なるとしても、全く変わらないのは、リスクを高めているだけのような気がします。

まとめ

「高校野球のクーリングタイム導入は主催側の小手先の批判防止策な気がしてならない件」というテーマで、スポーツの暑さ対策について書きました。

クーリングタイムの効果は、検証の義務があると思います。

ただ導入したから、それでいいでしょという雰囲気が見え隠れして、ちょっとモヤモヤしているのも確か。

大きな事故がなければよいのですけど・・・。

参照

公益財団法人日本高等学校野球連盟

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