サロン内での公開コンサルティングを受けて伸びる人・伸びない人の違いは客観視と感情抑制
オンラインサロンやコミュニティなどに参加していると、いろいろな情報が飛び交っているので非常に楽しいです。
特に専門分野に特化した場合だと、その情報の濃さたるや、上には上がいることを改めて思い知らされるとともに、スーパーマンがゴロゴロ居ることもわかります。
そのような人たちは、すべからく低姿勢です。
肩書や経歴も立派なのですが、それが鼻に付くこともなくフレンドリーな感じなため和やかな雰囲気になっています。
そのような場所で公開コンサルのようなものが企画されるのですが、まあ、荒れる人の傾向が見えてきたので、本日はその話でも・・・。
もくじ
公開コンサルとは
オンラインサロンやコミュニティ内で行われる公開コンサルとは、参加している人すべてがコンサル内容を知ることができるというものです。
公開コンサルのスタイルは、テキストつまりチャットでのやりとりやZoomなどを使った対面形式など、主催者によって異なります。
どのスタイルであれ、実際に、コンサルを受ける人は大きく伸びるチャンスが得られます。
公開コンサルは無料の企画として実施することが多く、参加者の情報共有と研修を兼ねているため、全体へのスキルの底上げなどにも貢献します。
もちろん門外不出であるべきです。
個人情報が含まれている可能性もありますが、何より情報漏洩になります。
公開コンサル自体がオンラインサロンやコミュニティの特典となっていることもあるので、そこはペラペラとしゃべるのは筋違いです。
公開コンサルは揉めやすい
公開コンサルに申し込む人は、向上心を持って挑むわけですが、まあ、揉めやすいというリスクもあります。
ある意味、さらし者や人柱の面が否めないですから、細心の注意を払わなければなりません。
細心の注意とは、少なくともコンサルを行う者と受ける者は、お互いの人となりを知っておくということです。
特にチャット形式での公開コンサルは、意図が伝わりにくい、誤解を生みやすいというリスクをはらんでいるので、特に気を遣うことになります。
顔がわかるビデオ通話では表情を見ながら進めていけますが、チャットの場合は感情が見えにくいということが導火線になったりします。
揉めた事例
特定を避けるために詳細は省きますが、実際にあったことを話します。
ちなみに筆者は当事者ではありません。
コンサルの内容は営業面に関することです。
アプローチの仕方について言及していたときに、ちょっとした行き違いがありました。
コンサル側は、営業に出向くなら相手の会社の方針なども理解して、案件に対してできることだけではなく、提案も持っていくべしと伝えたのです。
それに対してコンサルを受ける側が「失礼ですが・・・」と断りを入れながらも反論しはじめ、挙句の果てには「自分のことを知りもしないで・・・」と、明らかに不満な態度を見せ始めたのです。
そして一方的に、コンサルを終了させてしまいました。
原因としては、いろいろと考えられるのですが、非があるのはコンサルを受ける方です。
感情とプライドが邪魔をする
なぜ急に不満を持ったのか。
ポイントは「提案も持っていくべしと伝えた」部分にあります。
コンサルを受ける側は、経験は浅いものの当たり前のこととしてやっていたのですが、「やってないと思われた」ことが癪に障ったのです。
公開コンサルは全体のフィードバックも兼ねています。
ゆえにコンサル側は一般論として全体にアドバイス目的で発信したのですが、コンサルを受ける側は自分に指摘したと受け取ったわけです。
だから反論し、自分のこと知りもしないでと、不満を持ったというのが真相になります。
まずコンサルの受け手は、プライドを傷つけられたと、恥かいたと勝手に解釈したわけです。
コンサル側は一般論としてと断っているにも関わらずです。
感情を最優先するようでは、コンサルを受ける資格はありませんし、せっかくのチャンスを自ら棒に振っただけでなく、今後の関係性にも微妙に影響が出ることでしょう。
このように客観視することができず、感情を最優先するようでは、スキルアップなどは見込めません。
異論があるとき
仮にコンサルで異論や違和感があったとしたら、この場合は、
「いつも事前調査はやっているのですが、提案が通ったことが無いので、ヒントを頂けないでしょうか」
といったように返すべきです。
やってないと思われたくないなら、やんわりとやっていることを伝えれば良いだけ。
知らないクセにという言い方も、逆に言えば、それを承知でコンサルを受けたのでは?と言いたくなります。
自分の都合の良い答えが返ってこないと、不平不満を述べるのは子どもだけ。
社会人で、このタイプは相手にしていられません。
まとめ
「サロン内での公開コンサルティングを受けて伸びる人・伸びない人の違いは客観視と感情抑制」というテーマで、コンサルを受けることに向かない人について書きました。
テキストだけの世界では、ちょっとした行き違いはあります。
否定された気がしたということもあるでしょうが、「知らないクセ」にと言うのなら、顔も知らない人からコンサルを受けようと思わないことです。
知らないクセにはお互い様。
だから一般論と言ったのに、理解できない人は多くいます。
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