不動産投資は老後の年金代わりに運用の価値はある?そもそも不動産投資ってどういうこと?
今朝、とある情報番組では、副業を容認している企業は50%を超えているという数字を出していました。
実際に副業やリスキリングで学んでいる人を取材していたのですが、想像以上に多かったですね。
良い傾向だと感じます。
中には不動産投資を考えている人もいるようですが、かなりハードルが高いという印象があります。
とはいえ興味を持たない人は少ないはずで、例えば、年金代わりに家賃収入なんて、理想的ですからね。
そこで今回は、不動産投資について書いてみます。
不動産投資の種類
不動産投資は大きく3種類ほどに分けられます。
まず不動産関連企業への株式投資です。
証券会社などを通じて、株式を購入して株主として利益を得ることを目指します。
次は不動産投資信託、いわゆるREIT(リート)になります。
不動産に関連するファンドに投資することで、これも証券会社を通じて取引が可能です。
最後にレンタル不動産といって、不動産物件を購入して家賃収入を得る、大家としてやっていくことを指します。
要するに不動産賃貸業への参入です。
多分、これが一番、ハードルが高い気がします。
不動産賃貸業の世界
さて、不動産投資の中でも、なんとなく良い感じメディアに登場しているのが、サラリーマン大家さんとか、家賃収入で生活している専業大家さんの世界。
一見、左団扇でゆとりある暮らしをしているイメージがありますが、いやいや、全く違いました・・・。
いろいろと情報を得ていくと、それはもう油断ならない世界だと痛感します。
早い話、家賃収入を得るには、物件を買うことが第一ですが、それだけではなく経費もかかりますし、なにより購入物件次第では、融資を引き出さなければなりません。
昔は、不動産の価値は長期的に上昇傾向にあるから、売れば儲かる的なことを言われていましたが、そんなのはプロでない限りド素人は信じてはいけません。
資金と戦略
本格的に大家業をやるならば、
- 自己資金
- 購入対象
- 理想の利回り
- 管理会社の伝手
- 銀行の伝手
- メンターの伝手
- 出口戦略
など、考えられた計画と実行可能性の高い戦略がなければ、黒字にはできそうにありません。
例えば、自己資金が300万円しか無いとします。
1棟6室の中古アパートが3,000万円で売り出されていて、表面利回りが11%だとします。
年間の家賃収入は330万円ですが、あくまでも表面利回りですから、これに融資の返済や管理料、メンテナンス費用などのコストを引かなければなりません。
まず融資を3,000万円引っ張れるか、大家になりたいといった理由で銀行が相手にするかってところからスタートです。
さらに家賃は約5万円の想定ですから、それに見合った環境や間取りでなければ、客が付かない可能性もあります。
客付けには、どこの管理会社を頼るかという点も、ド素人には厳しい現実です。
逆に、そこまでしてやりたいというのなら、向いてるかもしれません。
知識と経験がモノを言う
経験は後から付いてくるものなので、最初の物件を購入するまでどうしようもありませんが、知識は付けることはできます。
知識をつけるには、
- 書籍やYouTubeをむさぼる
- セミナーに積極的に参加する
- 実際に不動産業者と話す
- 経験者をつかまえて指導を受ける
- 銀行に詳しい人と知り合う
といったことが上げられます。
失敗から学ぶということを簡単にはできないタイプのものですから、用心深すぎるぐらいが丁度よいのかもしれません。
まとめ
「不動産投資は老後の年金代わりに運用の価値はある?そもそも不動産投資ってどういうこと?」というテーマで、大家業について書きました。
不動産投資はリスクとリターンを伴う投資ですので、自身の経済状況や投資目標を考慮し、慎重に判断することが重要です。
また、学習や情報収集を継続し、市場の動向や投資戦略について見極め、参入するとしても慎重すぎるぐらいが丁度よいのではないかと考えます。
参照
年収1000万円以上のサラリーマンや医療関係者が当たり前のように不動産購入を検討する理由