リバースモーゲージ型住宅ローンを利用すればシニア世代でも新築を購入することができる?
50代の夫婦にとって、新しい住まいを初めて手に入れることは一大プロジェクトですし、何より資金計画の不安がつきまといます。
しかし、今回の記事でお伝えするプランは、その不安を取り除く可能性を秘めています。
それはリバースモーゲージ型住宅ローンの利用です。
シニア世代が新築を購入する夢を実現しやすい方法ではないかと、あえて検証する意味も含めてテーマとしました。
新しい住まいへの第一歩を踏み出す前に、リバースモーゲージ型住宅ローンについての検討も損ではないはずです。
もくじ
リバースモーゲージ型住宅ローンが適している理由
新築の住宅を購入し、快適な環境での生活を楽しむことは、多くの人々にとっての夢です。
しかし、50代になると、資金計画が一段と重要となり、不安がついて回ります。
そこで、リバースモーゲージ型住宅ローンをターゲットとすると、住宅計画の新たな可能性が出てきます。
この特別な住宅ローンプランは、シニア世代にとって理想的な解決策を提供します。
なぜ、リバースモーゲージ型住宅ローンが50代以降のシニアに適しているのか、その理由を挙げてみます。
元金返済不要
リバースモーゲージ型住宅ローンは、通常の住宅ローンとは異なり、借入金の返済が不要です。
これは、50代の夫婦にとって大きなメリットです。
老後の生活費が心配な時期でも、住宅ローンの返済に苦しむことなく、新築の住まいを楽しむことができます。
ただし利息は支払うことになります。
住宅の所有権を保持
リバースモーゲージ型住宅ローンを利用しても、住宅の所有権は夫婦のものとなります。
つまり、住宅ローンの金額が将来的に返済されるまで、夫婦はその住まいを所有し利用できます。
住宅購入に関する権利と安心感を維持しながら、老後の生活を充実させることが可能です。
リバースモーゲージ型住宅ローンの魅力
新築の住宅を手に入れることは、人生において重要なイベントの一つです。
しかし50代になると、住宅購入に関する資金計画がますます難しく感じられることもあります。
そこでリバースモーゲージ型住宅ローンのしくみが魅力的です。
高い住宅購入力
通常の住宅ローンでは、収入やクレジット履歴に基づいて借り入れ額が制限されることがあります。
いわゆる融資が通り辛い状況というものです。
リバースモーゲージ型住宅ローンであれば、住宅の価値に基づいて借り入れの融資枠が決定されるため、高額な新築住宅を購入できる可能性が広がります。
返済の不要な老後
リバースモーゲージ型住宅ローンの最大の魅力は、借入金の返済が不要であることです。
これは、老後になっても住宅ローンの返済に悩む必要がないということを意味します。
夫婦は自分たちの新築住宅で快適に過ごしながら、利息のみを払っていくことになります。
住宅の価値に基づいて融資されていることから、将来的には、
- 担保不動産売却時
- 契約者が亡くなる
というタイミングで、一括返済はしなければなりません。
自宅の相続で、遺族間で揉めさせない手段としても最適です。
リバースモーゲージ型住宅ローンのデメリット
メリットや魅力だけでなく、デメリットも当然あります。
- 将来的に所有権は金融機関へ
- 諸費用と金利の高さ
- 借り入れ可能な金額がやや渋い
- 相続への影響
- 金融機関の選択肢が少ない
誰もが知る住宅ローンとは、いささか勝手が違うため、利用する際は金融機関と充分に意思疎通を図ることが求められます。
住宅を遺族に残す必要性がなければ良いですが、売却して子にいくらか残したいという考え方であれば、適切な選択とは言えません。
まとめ
「リバースモーゲージ型住宅ローンを利用すればシニア世代でも新築を購入することができる?」というテーマで、50代以降の住宅購入について書きました。
新築住宅を購入する夢を実現するために、50代の夫婦にとってリバースモーゲージ型住宅ローンは魅力的な選択肢となり得ます。
老後の安心と資産の増加を同時に実現するこのプランを検討し、新しい住まいでの生活を楽しむ準備を整えられる可能性はあります。
