夏休みに入った子どもに対して抱える親の悩みとは?ゲーム三昧で学習時間が少ないこと
もう何年も言われ続けていることですが、夏休みは子どもにとっては天国でも、親にとっては悩ましい期間です。
しかも小学生、中学生、高校生の各年代や状況で内容は異なりますが、共通することは「遊びすぎること」への懸念ではないかと考えます。
一気に羽を伸ばして、
- ゲームやネット三昧
- 夏祭りや花火など夏イベント
などをきっかけに生活習慣の乱れから、学習時間と睡眠時間が極端に少なくなります。
高校生は、夏期講習あるいは夏期課外授業と称して、登校がしばらく続きますが、それでも羽を伸ばしたい気持ちから無茶な行動をしがち。
そこで今回は、このような状況でどうサポートするかについて書いてみます。
もくじ
外で遊べは通用しない
今の日本の夏は、気安く「子どもは元気に外で遊べ」とは言えません。
災害級の暑さの中で遊ばせることは、身の危険を考えると非常にリスクが高いことだと言えます。
昔は遊び場がたくさんありましたし、公園でも制限されることなく、さまざまな遊びができたのです。
あっという間に日が暮れる感覚があるほど、充実した毎日を送ることができていました。
だから夏休み明けの小学生は、真っ黒に日焼けをしていたものです。
しかしながら、そんな当時でも教育的観点からすると「単なる放置」と言われることはありました。
現代では日中の外出を控えて、自宅内で遊ぶことが比較的安全と言えます。
変な犯罪も増えてますからね。
ゆえに安易に、子どもだから外で遊べという思考は、今の時代には最適とは言えなくなっています。
ゲーム三昧
最も悩ましいのは小学生ならゲーム三昧という生活でしょうか。
しかも課金問題も懸念材料ではあります。
今ではネットワーク経由で友だちと共有プレイが可能ですから、ますますプレイ時間の長期化と時間帯のズレなども、なんとか抑えなければなりません。
ゲームの使用については、一般的にルールを守らせることで効果を期待するわけですが、このルール制定も難しい問題です。
一日1時間では満足するはずもなく、2時間ぐらいなら、少しは納得できるかなとも感じます。
ところが親が共働きの場合は、監視するわけにはいきません。
そのため学童保育の利用が助かります。
学童保育はしっかりと宿題の面倒も見てくれますから、心置きなく仕事がでます。
ネット三昧
ゲームが終わればネットで遊ぶのが今の小学生。
ネットになると中学生、高校生も関わってきます。
ただし中学生、高校生は夏休みとはいえ、部活動などで忙しくしているのならば、ゲームどころではないのが救いです。
しかし自分の時間が夜に移行することで、夜更かしの睡眠不足を誘発しやすい時期でもあります。
さらには夏のイベントの開催の都度、友人同士で楽しむとなると、確実に自宅での学習時間は少なくなります。
小学生に関しては無意識に課金してしまい、親がびっくりするということを予防するには、課金制限をしっかり行うことが肝心です。
課金問題とは別に、SNSなどを通じて知り合った人との交友についても、注意喚起しなければなりません。
学校もプリントを配って啓蒙してはいますが、実行するのは子どもです。
リスクをしっかりと教え込むのは親の役割だと感じます。
夏イベントの参加
夏のイベントと言えば、
- 花火大会
- 夏祭り
- 海水浴・プール
が挙げられます。
コロナ騒動も落ち着き、人でも相当数で溢れかえるわけですが、そのような時こそ気持ちが大きくなりトラブルに見舞われることもあるかもしれません。
門限を設けることは必要かと感じます。
まとめ
「夏休みに入った子どもに対して抱える親の悩みとは?ゲーム三昧で学習時間が少ないこと」というテーマで、子どもの生活習慣の乱れについて書きました。
夏休みは筆者の経験上、学力を伸ばす絶好の時期ではありますが、その体験談や勉強のしかたを子どもに伝えたところで、効果のほどは未知数。
なぜならば、取り組むのは子どもだからです。
親としては命令よりも、いかに動機付けをするかに腐心しなければなりません。
特に中高生はきつく言っても反発するだけです。
コーチングという目線で導くことが最適かと考えます。